来週は関東40℃予想も 猛暑の恐れ
2025/06/13 (金曜日)
来週は関東で40℃予想も 6月なのに猛暑続くおそれ 北海道でも30℃以上の暑さに 熱中症に注意・警戒
気象庁の最新10日間予報によると、関東地方(東京都心)の来週の最高気温は6月16日(月)に32℃、17日(火)に33℃と平年を大きく上回る予想ですが、内陸部の群馬・館林や埼玉・熊谷では38~39℃、40℃に達する可能性があり、歴史的な「早すぎる真夏日」が予想されています ::contentReference[oaicite:0]{index=0} 。
ウェザーニュースは、来週にかけて梅雨前線が北上し、太平洋高気圧の張り出しが急速に強まるため、6月段階で“真夏並み”の高気圧成層が関東~東海に及ぶと解説。特に上空約1,500mで+21℃の暖気が流れ込む影響で、平年より5~8℃高い猛暑日地点が急増すると予測しています :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
日本気象協会のレポートでは、「関東~九州では来週にかけ最高気温38℃前後が続き、40℃超えの地点が相次ぐおそれ」として、特に埼玉・熊谷、群馬・伊勢崎など内陸部が危険域に達すると警告。過去7年連続で7月に40℃超を観測してきた日本の猛暑傾向が、梅雨明け前倒しで6月にも前倒しで顔を出す形となっています :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
日本の6月最高気温記録は、1994年6月12日に岐阜・多治見で記録した40.9℃が最高です。以降も2018年6月10日に埼玉・熊谷で40.5℃、2022年6月20日に岐阜・美濃で40.2℃と、近年「6月版の猛暑日」が何度も更新されており、梅雨期の高温リスクが増大しています。
環境省の「熱中症警戒アラート」では、気温の急上昇に伴い、屋外活動を控え「WBGT(暑さ指数)」を随時確認するよう呼びかけています。特に高齢者や持病のある方は、35℃以上で「危険」ランクに到達するため、屋内でも冷房や扇風機を活用し、水分・塩分補給を徹底してください :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
IPCC第6次評価報告書(AR6)アジア章は、「極端な熱波の発生頻度・強度は温暖化と共にアジア全域で非常に高い確信度で増加する」と警告しています。現行の排出シナリオでは、今世紀末に1.5~2.0℃の全球平均上昇で、日本でも梅雨期の猛暑が常態化し、健康被害・農作物被害が拡大するリスクが指摘されています :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
来週の関東地方は“6月の体温超え”となるほどの猛暑日が予想され、40℃近い地点が複数出現するおそれがあります。梅雨明け前の急激な気温上昇は体が暑さに順応する間もなくリスクを高め、熱中症の発生件数増加が懸念されます。気象・医療・行政が一体となり、地域ぐるみの熱中症対策と高温適応策を強化することが喫緊の課題です。
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