〝語る料理人〟農の記憶を皿に 「押上よしかつ」佐藤勝彦さん 江戸東京野菜・伝承の現場
2025/10/10 (金曜日)
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「夏になると直売所に野菜が並び、畑の横を歩くと土の匂いがした。トマトやきゅうりをかじれば太陽の味がした。あの香りが、今も自分の味覚の原点です」。佐藤さんが育ったのは、かつて畑が広がっていた練馬区。大学では畜産を専攻し、家畜や生産現場から食の裏側を学んだ。
「都市の中に畑があっても人はその営みに気づかない。生産と消費が分断されていることに強い違和感がありました」
卒業論文では「都市農業」をテーマ
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