南部撤退の際に避難民巻き添え 戦闘終結まで「あと1週間」 壕の家族を襲った悲劇
2025/06/23 (月曜日)
国内ニュース
一帯を戦渦が襲う前、八重瀬岳には近隣住民の壕(ごう)があった。沖縄本島には方言で「ガマ」と呼ばれる自然壕が点在するが、ここは住民が自らの手で崖地を掘り進めて築いた壕だった。
「土の防空壕ではもたない。父が『本土決戦になるかもしれない』と断層の崖をつるはしで掘り進めた」
造園業を営む野原良充(よしみつ)さん(87)=同町=が八重瀬岳を見上げる。藪(やぶ)をかき分け、道なき道を進むこと30分。野原
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