トレードほぼ確実 菅野智之の心境
2025/06/08 (日曜日)
菅野智之35歳「オリオールズで過ごすのは明日が最後かも」トレード“ほぼ確実”の心境を語った「全てを受け入れる覚悟」「絶対、今が全盛期だと思う」
2025年6月8日、メジャーリーグ・ボルチモア・オリオールズの先発ローテーションを支える菅野智之(35)が、「オリオールズで過ごすのは明日が最後かもしれない」と語り、トレードがほぼ確実である心境を明かした。自身の去就について「全てを受け入れる覚悟ができている」「絶対に、今が自分の全盛期だと思う」と率直に語り、ファンやチーム関係者に衝撃を与えた :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
菅野は2012年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団し、1年目から13勝を挙げる活躍でリーグ連覇に貢献。以降、最多勝利4回、最優秀防御率4回、沢村栄治賞2回、MVP3回など日本プロ野球(NPB)の投手タイトルを総なめにし、巨人の不動のエースとして君臨した :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
2024年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使した菅野は、2025年シーズンからMLBのボルチモア・オリオールズと1年1300万ドル(約19億円)の契約を締結。日本時代と同様、チェンジアップを軸とした緩急自在の投球が評価され、「日本のグレッグ・マダックス」とも称された :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
メジャーデビューイヤーながら先発ローテーション入りを果たし、24試合に登板して10勝5敗、防御率3.12、118奪三振をマーク。特に中盤以降の5連勝では安定感抜群の投球を見せ、今オフのトレード市場で最も注目される日本人投手となっている :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
MLBの7月末トレードデッドラインが迫る中、オリオールズは戦力再編のため先発投手の補強を狙うチームとの交渉が本格化。ヤンキース、ドジャース、レッドソックスなど複数球団が菅野に熱視線を送り、見返りとしては若手有望株や大谷翔平級の二刀流選手とのトレード可能性が取りざたされている。
「メジャーに来て自分の全盛期を迎えた実感がある。どこへ行っても全力で投げるだけです」「たとえ明日、チームを離れることになっても、ここでの経験は全て自分の財産になる」と語り、移籍先でも第一線で戦い続ける決意を示した :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
日本人投手がシーズン中にMLBでトレードされる例は稀だが、2017年にはユー・ダルビッシュがレンジャーズからドジャースへ移籍。ダルビッシュは当時29歳で、ポストシーズンで好投しながらもプレーオフ進出を逃したレンジャーズから、優勝候補ドジャースに電撃移籍し、新天地でも即戦力として活躍した :contentReference[oaicite:5]{index=5}。
MLBファンや日本の報道は「オリオールズでの活躍がトレード価値を高めた」「日本時代の実績と今季の成績を併せ持つ投手は極めて希少」と総じて高評価。スポーツ紙各社は各球団のフロント幹部コメントを引用しながら、「日本のエースの流出」という見出しが踊っている。
巨人時代から一貫してエースナンバー「18」を背負い続けた菅野智之。35歳にしてメジャーの舞台で全盛期を謳歌する姿は、まさに“遅咲きの究極系”と言える。トレード先ではさらなる自己記録更新を目指し、MLBでのレガシーを積み重ねることになるだろう。7月末のトレードデッドラインを経て、新天地でどのような投球を見せるか、世界中の野球ファンが注目している。
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