「バイオハザード」最新作を発表
「バイオハザード」最新作を発表
2025/06/07 (土曜日)
IT・科学ニュース
シリーズ最新作『バイオハザード レクイエム』2026年2月27日発売！「バイオ9」が遂に登場【SGF2025】
概要
カプコンは2025年6月7日の「Summer Game Fest 2025」において、『バイオハザード』シリーズ最新作となるナンバリング第9作『バイオハザード レクイエム』を発表しました。本作は、従来シリーズの「サバイバルホラー」の要素を踏襲しつつ、次世代ハードの性能を最大限に活かしたリアルタイムレンダリング技術を導入。リアルさを追求したグラフィック表現と、息詰まる緊張感、爽快なアクションが両立することが大きな特徴です。
1. シリーズの歴史と節目
『バイオハザード』は1996年に第1作が発売されて以来、ホラーゲームの金字塔として世界的に人気を博してきました。初代は固定カメラアングルと限られた弾薬管理が話題を呼び、1998年の第2作では「クリス編」「レオン編」の二重視点による物語進行が採用されました。2002年の第4作ではフル3Dカメラワークとリアルタイムレンダリングを導入し、アクション性を大幅に強化。2017年のリメイク版『バイオハザード 7 レジデント イービル』では一人称視点へ回帰し、より没入感の高い恐怖体験を実現しました。本作『レクイエム』は、これらの進化をさらに推し進める「次世代バイオ」の旗手となる作品です。
2. 開発背景と狙い
開発プロジェクトは2019年にキックオフされ、複数の新規技術と旧来のゲームデザインが並行して検証されました。特に、キャラクターの表情や皮膚の質感、瞳の反射や微細な発汗表現など、まるで実写映画のようなビジュアル再現を実現するために、独自の“リアルフェイステクノロジー”が開発されました。また、サウンドもバイノーラル録音を用い、プレイヤーを360度の音響に包み込むことで、未知の恐怖空間に没入させる工夫がされています。
3. ゲームエンジンと技術的進化
本作ではカプコンの「RE ENGINE」をさらに改良し、レイトレーシング対応、ダイナミックライティング、ディープラーニングによるテクスチャ生成などを統合。これにより、暗い廃墟の質感、ライトの揺らめき、影の表現が飛躍的に向上しました。さらに高性能GPUを活用したリアルタイム反射処理が可能となり、ガラスの割れ目や金属質の反射がリアルに再現されます。これらはプレイヤー自身の行動や視線に連動し、ホラー演出の重要な要素となります。
4. ストーリーと舞台設定
『レクイエム』の舞台は前作『バイオハザード ヴィレッジ』の後日談。世界中で蔓延したウイルスは完全に制圧されたかに思われたが、新たな「多重変異株」が発見されたというニュースが主人公をひび割れた都市へと導きます。廃墟と化した都市には、異形化したクリーチャーだけでなく、正気を失った人々が生存をかけて抗い続ける。プレイヤーは生化学企業の極秘部隊として潜入し、感染源を突き止めるミッションに挑みます。
5. 主人公とキャラクター
本作の主人公は新たに登場する「アレックス・ロウ」。元特殊部隊員で、愛する家族を感染症で失った過去を背負います。共演キャラクターには、謎の疫病研究者、反政府レジスタンスリーダー、不気味なマスク集団など、多彩な顔ぶれが登場。キャラクター同士の対話シーンはフルモーションキャプチャーで演出され、選択肢によって物語が多岐に分岐するマルチエンディング方式を採用しています。
6. ゲームプレイとシステム
システム面では、シリーズ伝統の弾薬管理やアイテムクラフトに加え、新システム「ストレス＆クレジット」が導入されました。ダメージや恐怖体験に応じて“ストレスゲージ”が蓄積し、ゲージが溢れると視界歪曲や操作遅延などのペナルティが発生。逆に、特定のポイントでのみ使用できる“クレジットアイテム”を投入すると一時的に能力を強化できます。これにより、緊張と絶望のバランスが巧みに演出されます。
7. 他作品との比較
- ナンバリング8作目との違い：『ヴィレッジ』は一人称視点主体でしたが、今作は三人称視点を併用し、より自由度の高い探索とアクションを追求。
- リメイク版との相違点：『1』『2』『3』リメイクは原作の再構築でしたが、今作は完全オリジナルストーリーとして「新世代バイオ」の世界観を構築。
- 他社ホラーゲーとの比較：海外ホラーの『サイレントヒル』シリーズ最新作よりも、リアル描写と緊張感の持続性を重視し、スプラッタ表現も控えめにして心理恐怖に注力。
8. 発売スケジュールとプラットフォーム
対応プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC（Steam）。発売日は2025年冬を予定しており、デジタルデラックスエディションにはアートブックやサウンドトラック、シーズンパスが同梱されます。PC版は推奨スペックにRTX 40シリーズ GPUと16GB以上のメモリを挙げており、4K／60fps動作を目指すヘビーユーザーにも対応。
9. 発表後の反響と期待
発表直後、公式トレーラーはYouTubeで公開24時間以内に200万再生を突破。SNSでは「実写レベル」「ホラー史上最高峰のビジュアル」との声が殺到しています。国内外メディアも「シリーズ最高傑作の予感」「カプコンの技術力に再び驚かされた」と報じ、事前評価は極めて高い状況です。開発スタッフへの期待も大きく、シリーズファンからは予約購入の動きが早くも始まっています。
10. 今後の展望
『バイオハザード レクイエム』は、サバイバルホラーの新たな指標となるかが最大の焦点です。次世代機の性能を最大限に引き出す技術力と、シリーズ伝統の「恐怖と絶望」を融合させた本作が、2025年のゲーム市場を席巻することは間違いありません。カプコンは発売後も追加エピソードやマルチプレイヤーモードの展開を計画しており、長期的に楽しめるコンテンツ提供を狙っています。ホラーゲームファンのみならず、すべてのゲーマー注目の一作です。
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