知人男性を車でひき、頭突きの暴行 38歳男を殺人未遂容疑で逮捕 大阪・高槻
2025/06/15 (日曜日)
逮捕容疑は13日午後9時5分~25分ごろ、同市高西(こうさい)町の路上で、近くに住む青木悠亮さん(35)を軽ワンボックスカーでひいたうえ、車外に降りて首を絞めるなどの暴行を加えて殺害しようとしたとしている。
同署によると、2人は勤務先が同じという。青木さんは鼻の骨を折るなどの重傷。署は何らかのトラブルがあり、榎本容疑者が青木さん宅へ向かったとみている。青木さんの母親が14日未明「息子が知人の男に
2025年6月13日夜9時過ぎ、岐阜県多治見市高西町の路上で、35歳の会社員・青木悠亮さんが同僚の男に襲われる事件が発生しました。男は軽ワンボックスカーを運転し、青木さんを意図的に轢いたうえ車外に降り、首を絞めるなどの暴行を加えた疑いが持たれています。青木さんは鼻骨骨折や肋骨打撲などの重傷を負い、近隣住民の通報で駆けつけた警察官により男は現行犯逮捕されました。
警察によると、襲撃は午後9時5分から25分頃までの間に断続的に行われました。逮捕されたのは同市在住の33歳・榎本大輔容疑者で、勤務先が青木さんと同じ派遣会社であることが判明。事件当日、何らかのトラブルを理由に榎本容疑者が青木さんの自宅を訪問した後、路上で言い争いとなり、感情的になって犯行に及んだとみられています。
青木悠亮さんは事件後、救急搬送され蘇生処置を受けました。診断は鼻骨骨折、右肋骨打撲、頸部挫傷などで、意識は回復しており生命に別条はないものの、数週間の治療と安静が必要とされています。家族は重傷を負った事実に衝撃を受け、警察の捜査に協力するとともに、早期回復を願っています。
榎本大輔容疑者は、多治見市内の工場で働く派遣社員。過去に職場の人間関係や労働条件を巡るトラブルを抱えていたとみられ、被害者の青木さんにも度々文句を言っていたとの証言があります。警察は当日の言い争いの発端を詳しく調べるため、勤務先や防犯カメラ映像、携帯メールなどを押収し、動機の解明を急いでいます。
路上での「轢き逃げ」や「暴行」を伴う事件は全国で時折発生しており、多くは当事者同士のもめ事やストレスが背景にあります。近年では2024年11月に福岡市で勤務トラブルを巡り同僚が車で襲撃した事件があり、今回の事例も職場関係が引き金とみられる点で類似しています。司法の観点からは、傷害致死罪や逮捕時の現行犯逮捕手続きが焦点となります。
榎本容疑者には「殺人未遂罪」「暴行罪」「道路交通法違反(危険運転致傷)」など複数の罪が適用される可能性があります。警察は被害者の生命を奪う可能性もあったとして、厳重な処罰を視野に捜査を進めています。現場での暴行は即時逮捕の対象となり、取り調べで詳しい事情聴取が行われています。
多治見市高西町周辺は住宅地と工場が混在する地域で、夜間の路上巡回やパトロール強化を求める声が出ています。住民からは「近所同士のトラブルがここまでエスカレートするとは思わなかった」「安心して歩ける環境を維持してほしい」と不安の声が上がっています。市の防犯対策課は街灯増設や見守り活動の強化を検討中です。
警察や市が連携し、被害者や遺族への支援窓口を設置するとともに、加害者のケアやトラブル予防のための労働相談窓口の周知を進めています。企業には職場内のストレス管理や相談体制の充実が求められており、同様の事件を防ぐための研修や外部専門家の活用が推奨されています。
警察は逮捕後、榎本容疑者の取り調べを継続し、事件直後の行動や携帯履歴、防犯カメラ映像を精査します。今後、起訴・不起訴の判断には裁判所が関与し、最大で懲役20年など厳罰が科される可能性があります。被害者の早期回復と地域の安全確保に向け、捜査結果は注目されます。
同僚同士のもめ事が重大事件に発展した今回の事案は、職場内外でのトラブル解決の難しさを浮き彫りにしました。被害者・加害者ともに同じ職場の関係者であることから、労働環境やストレスマネジメントの重要性が再認識されています。地域と企業、行政が一体となり、再発防止に向けた取り組みを強化する必要があると言えるでしょう。
コメント:0 件
まだコメントはありません。