ダウンタウンDX最終回 2人は不在
2025/06/26 (木曜日)
エンタメニュース
『ダウンタウンDX』31年8ヶ月の歴史に幕 ダウンタウン不在のまま終了
1993年10月21日にスタートし、2025年6月26日の放送をもって31年8ヶ月、通算1,383回の歴史に幕を下ろした『ダウンタウンDX』。本来の司会であるダウンタウン(浜田雅功・松本人志)の不在のまま迎えた最終回は、異例の演出で放送され、多くの視聴者に驚きと惜別の声を残しました。
『ダウンタウンDX』(DOWN TOWN DX)は、読売テレビ制作、日本テレビ系列で1993年10月21日から2025年6月26日まで毎週木曜22:00–23:00に放送されたトークバラエティ番組です。ダウンタウンが大物ゲストを招き、独自の切り口でトークを掘り下げるスタイルで人気を博しました。司会は番組開始当初からダウンタウン(浜田雅功・松本人志)が務め、ナレーションに荒井聡太や桐谷蝶々などが参加していました。
初期(1993年10月–1994年3月、1994年10月–2013年9月)はクイズやゲーム要素を交えた構成でしたが、1998年10月以降は少人数ゲストの私服や写真、エピソード紹介を中心とするトーク重視の現在スタイルへと大胆に刷新されました。以後も数年ごとのリニューアルでコーナーが入れ替わり、「スターの私服」などの人気企画が誕生。ハイビジョン制作開始(2007年5月3日)、無観客収録と円形ゲスト席への変更(2020年4月16日)、松本人志・浜田雅功の活動休止(2024年1月、2025年3月)など、時代に合わせた変化を続けてきました。
これらの企画は、トークの深掘りと映像ビジュアルを両立させ、幅広い世代から支持を集めました。
2024年1月8日、松本人志が「当面の活動休止」を発表したのを皮切りに、2025年3月には浜田雅功も体調不良による活動休止を発表。以降は週替わりの代打MCで番組を継続してきましたが、「ダウンタウン不在のDXはDXではない」との声も根強く、長寿番組でありながら創始者不在の異例の状況が続いていました。
2025年4月21日、読売テレビは6月26日放送をもって番組を終了すると発表。ダウンタウン両名の活動休止による企画運営上の制約や、番組としての新たな方向性を見据えた結果と説明しました。この決定はSNSなどでも大きな話題となり、長寿番組としての栄光と不在期間の影響が終了の要因と受け止められています。
最終回は「4台の車内トーク」という斬新な演出で始まり、12組のゲストが3人ずつ車内に乗車。41個の裏話や「お疲れさま」のメッセージを交わした後、ラスト1分で全員がそろい「31年間、本当にありがとうございました!」と声を合わせました。浜田・松本はイラストとしてのみ登場し、生身での出演は最後までありませんでした。
番組最高視聴率はビデオリサーチ調べで関東20.9%・関西22.2%を記録しましたが、近年は世帯平均4~5%台へと低迷。特にダウンタウン不在回の視聴定着率が下がったことが、終了判断に影響したと考えられます。
文化的にも長年支持されてきた『ダウンタウンDX』の終了は、テレビバラエティの変遷を象徴する出来事です。今後、読売テレビがどのような後継番組を打ち出し、新しいトークバラエティの形を模索するのか、多くの視聴者と業界関係者が注目しています。
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