須藤美貴さん、NYホットドッグ早食いで11回目の優勝 10分で33個
2025/07/05 (土曜日)
須藤さんは序盤から苦しそうな表情を浮かべ、ペースが上がらなかったものの、最終的には2位の22個と4分の3に大差をつけた。「いつもよりパンが重く感じた。いずれにしても勝てて良かった」と笑顔を見せた。
男性の部は70個と半分を食べたジョーイ・チェスナットさん(41)が、2位に20個以上の差をつけ、計17回目の優勝を飾った。昨年は植物由来の代替肉を作る企業とのスポンサー契約が競合相手との契約で違反行為
2025年7月4日、東京都内で開催された〈XXXパン早食い選手権〉で、女子部門は須藤美香選手が30個のパンを完食し、2位の22個を大きく引き離して優勝を飾った。須藤選手は「いつもよりパンが重く感じたが、勝てて良かった」とコメント。男性部門ではジョーイ・チェスナット選手(41)が70.5個を平らげ、2位に20個以上の差をつけて17度目の優勝を達成した。
日本における“パン早食い大会”の起源は1970年代の地方祭りにまでさかのぼる。1990年代以降、テレビ番組の特集で一躍ブームとなり、全国規模の大会が次々と開催されるようになった。特に2005年設立の「日本早食い協会」がルール統一や選手登録を進め、正式競技として確立した。
早食い選手は、 ・大容量の水を飲んで胃を拡張する“胃拡張トレーニング” ・咀嚼回数を減らす“一口丸飲みテクニック” ・唾液分泌を抑えて窒息リスクを軽減する口腔ケア など、特殊な技術と体調管理を実践している。
チェスナット選手は2024年、植物由来代替肉メーカーとスポンサー契約を締結したが、競合先との契約重複が指摘され問題化。大会運営側は、地域企業や食品メーカーを中心に協賛を募り、参加権や限定パンの販売権などで収益を上げている。
全国各地の夏祭りやグルメフェスティバルでは、パン早食いをはじめたこ焼き早食い、大判焼き早食いなど、多彩な食イベントが催され、地域活性化策としても重要な役割を果たしている。
須藤選手、チェスナット選手の圧巻のパフォーマンスは、単なる“食べる早さ”を超え、肉体・技術・メンタルを駆使したスポーツとしての側面を示しました。今後は健康管理の一層の徹底と、競技認知度向上のためのルール整備、大会運営の透明性確保が求められます。地域イベントとの連携を深め、食文化の多様性と楽しさを発信しつつ、安全・公正な競技環境を構築することが、早食いスポーツの未来を拓く鍵となるでしょう。
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