韓国の李大統領 早期訪日に意欲
2025/07/03 (木曜日)
韓国の李在明大統領、就任1か月会見で早期訪日に意欲…北との関係は「断絶した疎通を再開する」
2025年7月2日、就任1か月を迎えた韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は、ソウルの青瓦台で会見を行い、早期訪日への意欲を示すとともに、「断絶した北朝鮮との疎通を再開する」との方針を表明しました【出典:Yahoo!ニュース】。
李大統領は人権派弁護士出身で、若年層や経済的弱者の視点を重視するリベラル色の強い指導者です。外交面では:
日韓は1965年の国交正常化以来、経済連携を深めつつも、徴用工・慰安婦問題など歴史認識対立がしばしば表面化してきました。2023年の日韓首脳会談では合意が進展したものの実際の履行は停滞。李政権は「政治と実務の切り分け」を掲げ、経済協力を優先する方針です。
韓国と北朝鮮は2000年の南北首脳会談以降、断続的に対話の機会を持ってきましたが、2018年以降は軍事的緊張が高まり停滞。李大統領が掲げた「通信チャネル再開」は、南北経済協力の再始動や非武装地帯での人道支援拡大につながる可能性があります。
李在明大統領の就任1か月会見は、日韓関係改善と南北対話再開への強い意欲を示しました。早期訪日と通信チャネル再開の両輪は、地域安定と経済協力を目的とするものであり、実現には歴史的・安全保障的課題の克服が不可欠です。今後の足取りが、東アジアの平和構築にどう寄与するか注目されます。
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