「食」と「知」を味わう 『美味しく楽しいフランス文学』福田育弘著
2025/06/15 (日曜日)
国際ニュース
フランス文化・文学の研究者である著者は、序文でフランスの〝ガストロノミー(美食学)〟は「飲食への意識的こだわり」であり、「人と人との共食性を最重要視する」と述べる。単なる美食ではないのだ。そのような理念がフランス文学にどのように描かれているのか、というのが本書の内容全10章である。
前半のテーマは「サービスの変容」、つまりかつてのフランス式で一度に料理を全部出すという方法が、ロシア式に料理を順次
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