ローソン1号店 50年前の外観再現
2025/06/12 (木曜日)
ローソン1号店 50年前の外観再現6/12(木) 16:21
コンビニ大手ローソンは12日、1号店の「ローソン桜塚店」(大阪府豊中市)が開店から50年を迎えるのを記念し、同店で式典を開いた。竹増貞信社長らが出席した。
2025年6月12日、コンビニエンスストア大手・株式会社ローソン(本社:東京都品川区、社長:竹増貞信)は、創業50周年を迎えた1号店「ローソン桜塚店」(大阪府豊中市南桜塚)の店頭で記念式典を開催しました。竹増社長をはじめ、地元自治体関係者やフランチャイズオーナー、報道関係者ら約50名が出席し、創業当時の外観を再現した店舗ラッピングのお披露目と、感謝の挨拶が行われました :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
ローソンはもともと、米国の乳製品チェーン「Lawson Milk Company」のノウハウを活用し、ダイエーが1975年4月にダイエーローソン株式会社を設立。1975年6月14日、大阪府豊中市南桜塚に国内第1号店「桜塚店」をオープンしました :contentReference[oaicite:1]{index=1}。当時の店舗はレンガ造りのアメリカ風外観で、計り売りのハム・ソーセージやパーティーフーズの配達など、高級感のある品揃えが特徴でした :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
桜塚店では6月12日から18日まで、創業当時の外観を店舗ラッピングで再現。併せて、店内パネルのQRコードをスマートフォンで読み取ると、50年前の売場レイアウトをARで再現し、当時の雰囲気を体感できる仕組みを導入しました。全国のローソンでも、店舗看板やロゴにかざすとAR動画が楽しめるコンテンツを6月30日まで提供しています :contentReference[oaicite:5]{index=5}。
日本のコンビニ業界は1970年代にセブン‐イレブン(1974年)、ファミリーマート(1973年に西友ストアー内ミニ店舗として走り出し、1977年に分社化)、ローソン(1975年)が相次いで誕生し、三大チェーン体制が形成されました。中でもローソンは、フランチャイズ1号店「桃山店」(1975年9月開店)を皮切りに、自社物流センターや独自PB開発に早期から注力し、現在全国約14,000店舗を展開しています :contentReference[oaicite:6]{index=6}。
式典で竹増貞信社長は、「この桜塚店からローソンの歴史が始まり、『地域に寄り添うコンビニ』としてここまで歩んでこられた。お客様や加盟店オーナー、社員の皆さまへの感謝を胸に、今後50年も新しい価値提供に挑戦し続けたい」と決意を新たにしました :contentReference[oaicite:7]{index=7}。
ローソンはフランチャイズ方式を採用し、地域の加盟店オーナーが店舗経営を担うことで「地域に根ざしたサービス」を実現してきました。加盟店向けには物流支援・商品開発・マーケティング支援を一体化したビジネスモデルを提供し、地方創生や災害対応など、地域課題解決型店舗の展開にも取り組んでいます :contentReference[oaicite:8]{index=8}。
創業50周年を契機に、ローソンは店舗DX強化やキャッシュレス決済促進、モバイルオーダー「ローソンPicks」の全国展開、サステナビリティへの取り組み加速を掲げています。今秋にはAIを活用した発注最適化や無人店舗の本格導入を予定し、「次の50年」に向けた成長ステージに移行しようとしています。
大阪・豊中市の桜塚店で行われた創業50周年式典は、ローソンの原点と未来をつなぐ象徴的なイベントとなりました。アメリカ風の外観再現から最新AR技術の体験まで、半世紀の歩みを振り返ると同時に、デジタルと地域密着を両輪に掲げた次代への挑戦がスタートしています。
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