ドッグランでゴールデンに衝突され負傷、1600万円賠償 飼い主の過失導いたスマホ動画
2025/07/04 (金曜日)
ドッグランの中で駆け回る愛犬と、それを追いかける別の犬。2匹のじゃれ合いをほほえましく眺めていた男性が目をそらした瞬間、その犬が背後から男性の足にぶつかり、足をすくわれる形で転倒した。
これが高裁判決が認定した事故の経緯だ。衝突した犬は体重約28キロのゴールデンレトリバー。当時38歳だった男性は地面にぶつけたはずみで左肩の腱板を損傷し、動きが制限される後遺症が出たなどと主張して、神戸地裁尼崎支部
2025年6月、ドッグランで愛犬と遊んでいた男性(当時38歳)が、別の犬(体重約28kgのゴールデンレトリバー)に背後から衝突されて転倒。左肩を地面にぶつけ腱板を損傷し、後遺症として可動制限を負ったとして、神戸地裁尼崎支部に損害賠償を請求しました。高等裁判所は、飼い主の過失責任を認定し損害賠償義務を認める判決を下しました。
日本では2002年の改正動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)以降、飼い主の責任と義務が明確化されました。それまでは「危険動物」規定などが不十分で、事故時の補償は民法の一般不法行為(民法709条)に依拠していました。
ドッグランは愛犬の自由な運動場である反面、飼い主の不注意が重大な事故につながります。今回の高裁判決は、飼い主の予見可能なリスク管理義務を再確認したものであり、施設運営者・利用者双方にとって教訓となります。今後は、ドッグランの安全基準を法制化し、飼い主教育や監視体制の強化を通じて、利用者全体の安心・安全を担保する取り組みが必要です。
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