「グロテスクな空気感」「俺がどこに投票するかは、俺の自由」参政党旋風・参院選を語った芸能人の言葉 伝説的バンドマンは参政党支持
2025/07/16 (水曜日)
■伝説的バンドマンは参政党支持
ロックバンド・BLANKEY JET CITYの元ボーカル・ギターでミュージシャンの浅井健一(60)は7月6日にインスタグラムで《俺は参政党に入れる》と表明。
これに一部から批判があったことを受け、7月16日に再びインスタグラムを更新。《俺は参政党に入れる発言に対して色々心配してくれる方々は、ありがたいんだけど。攻撃してくる方々に一度だけ言っておくわ》と前置きし、
《一人の人間が自分の心で感じて自由に決断してある政党に一票を入れる。これこそ国民主権、民主主義の根幹だよな。それによって選ばれた政党がこの国を仕切る。みんなの意思で選ばれたのだから、たとえ自分が好きではない政党が選ばれたとしても、自分はそれを認めた上で従う。もし仮にその政党の政策がダメダメだった場合は次の選挙でたぶん落とされる、それの繰り返し》と心情を明かした。
2025年7月16日、Yahoo!ニュースに掲載された記事「伝説的バンドマン&元女優は参政党支持」(女性セブン)は、ロックバンド・BLANKEY JET CITYの元ボーカルでミュージシャンの浅井健一(60)が参政党への支持を表明したことを報じた。浅井は7月6日にインスタグラムで「俺は参政党に入れる」と公表し、批判を受けた後、16日に再び投稿。「一人の人間が自分の心で感じて自由に決断してある政党に一票を入れる。これこそ国民主権、民主主義の根幹」と心情を述べた。この発言は、参院選を前に注目を集め、賛否両論を巻き起こしている。以下、この問題の背景、歴史的文脈、類似事例、そして今後の影響について詳しく解説する。
浅井健一は、1987年に結成されたBLANKEY JET CITYのフロントマンとして、90年代の日本のロックシーンを牽引した伝説的ミュージシャンだ。独特の詩的な歌詞とエネルギッシュなパフォーマンスで知られ、解散後もソロや他のバンドで活動を続け、根強いファン層を持つ。彼が参政党への支持を公表したことは、音楽ファンだけでなく政治に関心を持つ層にも衝撃を与えた。参政党は、2019年に設立された新興の政治団体で、「日本第一」を掲げ、伝統文化の保護や経済的自立を訴える一方、外国人排斥や反ワクチンといった主張が物議を醸している。
浅井の支持表明は、7月20日投開票の参院選を目前にしたタイミングでの発言だ。参政党は、近年SNSを活用した草の根運動で支持を広げ、特に若者や保守層の一部に訴求している。X上では、浅井の表明に対し、「参政党の排外思想は問題」「国民主権を履き違えている」と批判する声が目立つ。一方で、「個人の自由な選択を尊重すべき」と擁護する意見もある。この対立は、参政党のイデオロギーや日本の政治的分断を反映している。
参政党は、神谷宗幣代表を中心に設立され、短期間で注目を集めた。党の綱領には、憲法改正や教育改革、食の安全などが含まれ、保守的な価値観を強調する。特に、「国民主権」を制限する独自の「創憲案」や、外国人優遇政策への反対が議論の的となっている。X上の投稿では、参政党が「日本人ファースト」を掲げつつ、外国人差別的な発言や根拠のないデマを流していると批判される一方、熱心な支持者からは「日本の伝統を守る党」と評価される。
歴史的に見ると、参政党のような新興保守派の台頭は、既存の政治に対する不信感やグローバル化への反発が背景にある。2010年代以降、欧米ではポピュリズムや右翼政党が勢力を拡大し、日本でも同様の動きが見られる。参政党は、SNSやYouTubeを駆使し、若者や政治に無関心だった層にアピールすることで、急速に支持を広げた。浅井の支持表明は、こうした潮流の中で、著名人が新興政党を後押しする象徴的な出来事と言える。
著名人が政治的立場を公表し、議論を呼ぶケースは過去にも多い。2016年、米国の歌手カニエ・ウェストがトランプ大統領(当時)への支持を表明し、ファンやメディアから賛否両論を受けた。彼の支持は、トランプのポピュリスト的な政策への共感と、反体制的なイメージを背景にしていた。カニエの場合、音楽やファッション界での影響力から、若者層の政治意識に一定の影響を与えたが、同時に批判も浴びた。浅井のケースと似て、個人の自由な発言が政治的議論を巻き起こす点で共通している。
日本では、2013年に俳優の山本太郎がれいわ新選組を立ち上げ、国会議員として活動を開始した例がある。山本は芸能人としての知名度を活かし、反原発や格差是正を訴え、若者や無党派層から支持を集めた。浅井の参政党支持とは異なり、山本は左派的な立場だが、著名人が政治的メッセージを発信することで注目を集める点は類似している。X上では、浅井の表明に対し、「山本太郎のれいわ支持とは影響力が違う」との意見や、「芸能人の政治発言はリスクが高い」との声も見られる。
また、2022年にタレントの乙武洋匡が参院選に出馬した際も、知名度を背景に注目を集めたが、結果的に落選。著名人の政治参加は、支持者を動員する一方、反発や無関心層の離反を招くリスクも伴う。浅井の場合、60歳という年齢やロックミュージシャンとしての反骨精神が、参政党の反体制的なイメージと合致した可能性がある。
浅井の参政党支持表明は、日本の政治的分断を浮き彫りにした。参政党は、既存政党への不信感を背景に、SNSで急速に支持を広げているが、その主張には問題点も多い。X上の投稿では、参政党の「創憲案」が国民主権を制限する内容だと指摘され、浅井がその点を理解していないとの批判が目立つ。たとえば、「参政党の憲法草案だと国民主権がなくなるのに」との投稿は、浅井の発言が党の政策を十分に吟味していない可能性を示唆している。
一方、浅井の「国民主権」「自由な選択」を強調する発言は、民主主義の基本理念を訴えるものとして、一定の共感も呼んでいる。X上では、「個人の投票の自由を尊重すべき」「思想が違っても対話が必要」との声もあり、浅井の姿勢を支持する意見も散見される。しかし、参政党の排外主義や根拠のない主張に対する批判は強く、浅井の発言が無党派層の投票行動に影響を与える可能性が懸念されている。
参政党の支持拡大には、SNSの影響力が大きい。XやYouTubeで積極的に発信する参政党は、若者や政治に疎遠な層に訴求し、カルト的な支持を集める一方、誤情報や極端な主張も拡散している。浅井の支持表明は、こうした情報環境の中で、著名人の発言が政治的議論を増幅する例となった。毎日新聞の報道によれば、参院選の中盤情勢で参政党は一定の支持を集めているが、議席獲得には至らない可能性も指摘されている。
[](https://news.yahoo.co.jp/articles/ 3d7c53979bc12212fb2a511278d375d03068b0ca)
日本の右翼運動は、戦後から多様な形で存在してきた。1960年代の安保闘争や、2000年代のネット右翼の台頭など、時代ごとに異なる形態で保守派の声が上がってきた。参政党は、ネット右翼の流れを汲みつつ、SNSを活用した新しい形の保守運動と言える。浅井の支持表明は、こうした右翼運動に著名人が関与する例として、歴史的な文脈に位置づけられる。X上では、浅井が20年前から右翼的な発言をしていたとの指摘もあり、彼の思想的背景が参政党支持につながった可能性が議論されている。
過去には、作家の三島由紀夫が1960年代に右翼的な思想を公表し、自衛隊クーデターを企てた例がある。三島の場合、文学者としての影響力と右翼思想が結びつき、劇的な行動に繋がったが、浅井の場合は音楽家としての影響力がどこまで政治的議論に波及するかは未知数だ。ただし、BLANKEY JET CITYのファン層である40~50代や、若者層への影響は無視できない。X上では、「浅井の音楽は好きだが、政治的発言は残念」との声もあり、ファンの間で賛否が分かれている。
浅井の参政党支持表明は、参院選の結果次第でさらなる議論を呼ぶ可能性がある。参政党が議席を獲得すれば、浅井の発言が党の知名度向上に寄与したと評価されるかもしれない。一方で、参政党の主張に対する批判が強まる中、浅井のファンの一部が離反するリスクも考えられる。X上では、「参政党が勢力を増したら、異なる思想を尊重し合えない社会になる」との懸念が示されており、浅井の発言が社会の分断を助長する可能性も指摘されている。
また、著名人の政治的発言は、ファンの投票行動に影響を与える可能性がある。特に無党派層は、知名度の高い人物の発言に流されやすい傾向がある。浅井の場合、ロックミュージシャンとしての反骨精神や自由なイメージが、参政党の反体制的な訴求と重なり、一定の共感を呼ぶ可能性がある。しかし、参政党の政策の詳細が広く知られるにつれ、浅井への批判も増えるかもしれない。
今後、参政党のような新興勢力がどれだけ議席を獲得できるか、またその政策がどのように評価されるかは、日本の政治風景に影響を与える。浅井の発言は、著名人が政治に参加するリスクと影響力を象徴する事例として、今後の議論の参考になるだろう。毎日新聞の報道では、参院選の情勢は依然流動的で、無党派層の動向が鍵を握るとされている。
浅井健一の参政党支持表明は、個人の自由な選択と民主主義の理念を訴える一方、参政党の物議を醸す主張を巡り賛否両論を呼んだ。参政党の台頭は、SNS時代における政治的分断と著名人の影響力を反映している。歴史的に見ても、著名人の政治的発言は議論を呼び、ファンや社会に影響を与える。浅井の発言は、参院選の結果や参政党の動向次第でさらなる波紋を広げる可能性がある。個人の自由と社会的責任のバランスが、今後の政治的議論の焦点となるだろう。
伝説的バンドの元ボーカル、投票政党公表で批判受け「攻撃してくる人は間違いなく間違っている」
— 中野五月 ❤ (@LunWaifu089089) July 16, 2025
正論です。
政党や政治家に対して、肯定・否定・批判はあっても良いと思うけど、投票する人はそれぞれの考え方があるのだから、そこは批判されるべきではない!… pic.twitter.com/4lvYriH1gJ
芸人ですが、ご指摘は的外れかと存じます。
— 綾小路 翔 (@ShowAyanocozey) July 16, 2025
自分の政治的志向は個人の価値観と信念であり、職種には関係ないです。
当然そんな謎の事情もありませんし、生活費は己の労働で得ていますのでご心配には及びません。
先輩、選挙行って下さいね。
我々の世代が規範を示しましょう。
夜露死苦お願いします。 https://t.co/DuiQaFXQoX
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ベンジーの言う通りだ!