二宮和也 ジャニー氏に「謝って」

二宮和也 ジャニー氏に「謝って」

2025/06/16 (月曜日)

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二宮和也、執筆の新書で“会いたい人”にジャニー喜多川氏を挙げた理由「謝ってほしい」

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はじめに

アイドルグループ「嵐」のメンバーで俳優としても活躍する二宮和也(41)が、自身初の書き下ろし新書『独断と偏見』(集英社新書、1,100円)を6月17日に刊行。同書で「一番会いたい人」として、長年所属したジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の名を挙げ、「謝ってほしい」と語った理由が大きな話題を呼んでいる。ジャニー氏による性加害疑惑が明るみに出て以降、タレント自身が公に言及するのは極めて異例で、エンタメ界に新たな波紋を広げている。

出典:スポーツ報知(2025年6月16日)/ORICON NEWS(2025年6月15日)

1.新書『独断と偏見』の概要

『独断と偏見』は10の四字熟語をテーマに、合計100の設問に二宮自身の考えを「独断と偏見」で綴った初の新書。これまで写真集やエッセーは手がけたものの、文字だけの新書スタイルは初挑戦となる。6月17日の刊行日に合わせ、自身の42歳の誕生日を祝う形でリリースされた。

出典:スポーツ報知(2025年6月16日)/more.hpplus.jp(2025年6月16日)

2.合同取材会の模様

発売前日の合同取材会には約50人の報道陣が駆けつけ、二宮は終始誠実な態度で一問一答をこなした。「少しでも分かりやすく伝えたい」と深々とお辞儀し、左手にマイクを持って質問者の位置に身体を向けるなど、丁寧な取材対応が印象的だった。

出典:スポーツ報知(2025年6月16日)/ORICON NEWS(2025年6月15日)

3.「一番会いたい人」にジャニー喜多川氏を挙げた理由

二宮は「この本の大本にいる方」と前置きし、「もし会えたら謝ってほしい」と率直に語った。「彼が人様に迷惑をかけなかったら、僕も独立という道を選ばなかったかもしれない」とし、その怒りを込めた「あいつ」という表現には、長年抱えてきた複雑な思いがにじんでいた。

出典:スポーツ報知(2025年6月16日)/ORICON NEWS(2025年6月15日)

4.ジャニー喜多川性加害問題の経緯

ジャニー氏による性加害問題は2023年3月、BBCドキュメンタリー「Predator: The Secret Scandal of J-Pop」が報じたことで公に(BBC, 2023)。同年4月には元Jr.タレントのカウアン・オカモト氏が日本外国特派員協会で記者会見を行い、在籍中に複数回の性加害を受けたと証言。これを受け、事務所内外の有識者らによる「再発防止特別チーム」が設置され、2023年9月に姪の藤島ジュリー景子社長が「性加害を認め謝罪」した(朝日新聞, 2023)。

出典:BBC News(2023年3月)/Asahi.com(2023年9月)

5.事務所改革と社名変更

ジャニー氏死後、ジャニーズ事務所は2023年10月に「SMILE-UP.Inc.」と「Starto Entertainment」の二社体制に再編。被害者支援組織の設立や透明性強化の名目で新会社を設立したものの、未だ多くの元所属タレントやマスコミからは「実効的な被害救済には程遠い」と批判が続いている(Mainichi, 2023)。

出典:Mainichi.jp(2023年10月)/Wikipedia「Johnny & Associates」

6.二宮和也のキャリアと独立への道

1999年、二宮は嵐としてデビュー。以降、音楽・ドラマ・映画と幅広く活躍し、キャリアを重ねてきた。2023年10月にSMILE-UP.Inc.(旧ジャニーズ事務所)を退所し、2024年1月に個人事務所「オフィスにの」を設立。取材対応やメールのやり取りまですべて自らこなし、「より責任を持つようになった」と語る(サイゾーウーマン, 2024)。

出典:サイゾーウーマン(2024年4月)/ファンクラブサイト(office-nino.co.jp)

7.謝罪を求める意義と影響

二宮が「謝ってほしい」と口にした背景には、「被害者や世間に対する責任の所在を明確にしたい」という思いがある。公の場でタレントが加害者に言及したことは、業界慣習として長らくタブーとされてきただけに、大きな意味を持つ。

出典:スポーツ報知(2025年6月16日)/JCP赤旗(2023年8月)

8.日本エンタメ界における性加害問題の現状

国連「ビジネスと人権」作業部会は2023年8月、「ジャニーズ事務所のタレント数百人が性的虐待に巻き込まれている疑いがある」と公表し、日本政府に透明な調査と被害者救済を求めた(赤旗, 2023)。メディアの長年の報道姿勢や業界内部の“隠蔽体質”が厳しく批判され、法整備や企業ガバナンス強化が喫緊の課題とされている。

出典:赤旗(2023年8月)/Asahi.com(2023年10月)

9.海外の#MeToo運動との比較

米ハリウッドではハーヴェイ・ワインスタイン事件以降、被害者の声が司法とメディアを動かし、謝罪や賠償が進んだ。日本でも「ジャニー問題」は#MeTooの文脈と重なり、被害者支援や加害者の責任追及の在り方を問う契機となっている(Variety, 2019)。

出典:Variety(2019年7月)/Wikipedia「Johnny Kitagawa」

10.今後の展望と提言

  • タレント事務所の内部調査の第三者機関化と公開報告
  • 被害者匿名相談窓口の常設化と法的支援体制の拡充
  • エンタメ業界におけるガバナンス強化とコンプライアンス教育の義務化
  • メディアの継続的な追及と報道姿勢の見直し
  • 謝罪・賠償プログラムの策定と被害者への心理的ケア
出典:Asahi.com(2023年10月)/Mainichi.jp(2023年10月)

まとめ

二宮和也が新書『独断と偏見』でジャニー喜多川氏への謝罪を求めたことで、性加害問題の議論はさらに加速した。ファンのみならずエンタメ業界全体が「加害の構造と責任」を見つめ直す契機となるだろう。今後は透明性と被害者救済を最優先に、業界慣行の改善と法整備が求められる。

出典:スポーツ報知(2025年6月16日)/ORICON NEWS(2025年6月15日)

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