「芸能人は政治語るなと言われたが、黙るのやめた」ラサール石井氏、社民党で参院選出馬

「芸能人は政治語るなと言われたが、黙るのやめた」ラサール石井氏、社民党で参院選出馬

2025/06/30 (月曜日)

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「ワイドショーで『政治的発信しているから使えない』と撮り直しされたりした」とも明らかにした。

ラサール石井氏は政権に批判的な立場をSNSで発信したり、反戦をテーマにした芝居などを行ってきたりした。政界入りは過去にも打診されたが、断っていたといい、ラサール石井氏は「年齢的に最後のチャンス。妻も『あなたの違った所も見てみたい』と背中を押してくれた」と語った。

ラサール石井氏は社会の風潮について、「

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「黙って見ているのはもうやめた」ラサール石井氏、社民党から参院選比例代表へ出馬表明

タレントのラサール石井氏(69)は6月30日、国会内で記者会見を開き、7月3日公示・20日投開票で行われる参議院選挙の比例代表に社会民主党から立候補することを正式に表明した。過去に政治的発言を理由にテレビ番組やCM出演を取り直しさせられるなど、芸能活動の制約を受けた経験を振り返り、「政治を語ることが制限される現状はおかしい」と強い危機感を示した。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

◆ラサール石井氏の歩みと政治参画の動機

1955年10月19日大阪市生まれ。本名は石井章雄。コント赤信号のメンバーとしてデビュー後、タレント・俳優・演出家・脚本家として活動。代表作にお笑い舞台「熱海五郎一座」や声優として『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉役などがある。演出家としても読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど、芸術面での評価も高い。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

長年にわたりSNSを通じて政治的発言を行い、反戦や人権、環境問題をテーマにした舞台作品を企画。だが、「ワイドショーで『政治的発信しているから使えない』と撮り直しされたりした」と振り返るように、政権批判的スタンスが芸能活動の制約につながった経験が出馬の原点となったという。

◆社会民主党の現状と参院選戦略

社会民主党(社民党)は1996年に旧日本社会党が改称して誕生。護憲・平和主義を標榜し、福祉・環境保護・男女共同参画などを掲げる少数政党である。戦後直後の社会党時代には日本社会党として最大野党の地位を占めたが、その後の分裂・連立・離脱を経て党勢は縮小。現在、参院選で3人以上の当選か全国得票率2%以上を獲得できなければ政党要件を失う危機に直面している。:contentReference[oaicite:2]{index=2}

党首・福島瑞穂氏は記者会見で「ラサールさんの決意は社民党の大きな力になる」と擁護し、ベテラン俳優の知名度を最大限に生かした比例票獲得に全力を挙げる考えを示した。党内からは「若い世代や無党派層にもアピールできる人材」との期待が高まっている。

◆芸能人の政治参画の潮流

近年、栗原類氏(立憲民主党比例代表)、乙武洋匡氏(無所属)など、タレント・文化人の議員立候補が相次ぐ。SNS世代の支持を取り込むことで、既成政党の顔触れを刷新しようという動きが全国的に広がっている。こうした「専門家/文化人参画」は、有権者の「政治家離れ」を防ぎ、政策提言力を高める手法として注目されている。

◆参院選の比例代表を巡る力学

  • 自民・公明両党:安定多数維持を狙う中で、得票率・議席数の確保を最重視
  • 立憲民主党・共産党など:政権批判票を一本化し、共闘勢力を結集
  • 社民党・れいわ新選組:少数派ながら特色ある政策提言で存在感をアピール
  • 参政党・日本保守党:保守票の「受け皿」争いで自民党岩盤層に切り込む戦略

ラサール氏擁立は社民党にとって懐疑的層や文化的支持層を取り込む狙いがあり、比例代表票を左右する“小さな差”を追い風にできるかが焦点となる。

◆主要政策と公約イメージ

  • 平和・非核三原則の堅持:憲法9条を保持し、武器輸出や集団的自衛権の行使拡大に反対
  • 社会保障の充実:世代間格差の是正、医療・介護・年金制度の改善、子育て支援拡充
  • 環境保護・脱炭素:再生可能エネルギー促進、原発ゼロ経済の加速
  • 労働・人権尊重:ジェンダー平等、LGBTQ+権利擁護、働き方改革の深化
  • 情報公開・地方分権:行政透明性の向上、地方自治体への権限移譲強化

◆「政治的発信制限」の現場から見た問題意識

多くの文化人が「政治的発言すればテレビに出られない」という現状を訴えてきた中、ラサール氏は「政権を批判する者だけが排除されるサイン」と断じる。メディア界の言論空間と芸能界の構造を自身の体験で語ることで、「表現の自由」の後退を国民に問題提起しようとしている。

◆結論・まとめ

ラサール石井氏の参院選比例代表出馬は、“政治家と文化人の垣根”を越えた新たな挑戦である。政権批判を理由に芸能活動が制限された自身の体験を旗印に、表現の自由や言論空間の確保を訴える姿は、多くの市民にとって共感を呼ぶだろう。一方で、社民党の比例票獲得には「知名度×政策信頼性」の両立が不可欠。既存政党への不満票を取り込む一方、無党派層や若年層へのアプローチもカギとなる。今後の選挙戦では、ラサール氏がメディアで培った発信力をどこまで票に結び付けられるかが最大の見どころであり、参院選比例代表の結果は「文化人政治参画」の潮流をさらに加速させる試金石となるだろう。

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